
お見合いとは、「結婚を希望する男女を第三者が引き合わせる慣習や、初めて顔を合わせる席のこと」とされています。
以前のお見合いは、両親や会社の上司・親戚や地元の縁により行われており、結婚は”家と家との結びつき”と考えられていたため、時には当人の意思は尊重されずに進行されることもあり、”愛のない結婚”と呼ばれたりもしました。

現代では、結婚は個人の結びつきと考えるようになり、自分の意思でお相手探しや決断ができるようになりました。
★恋愛結婚とお見合い結婚の主な違い★
①出会いの方法
②交際への進み方
③結婚までの期間
①出会いの方法
恋愛結婚の出会いは、会社の同僚や友人からの紹介・趣味のつながりなど生活圏内で知り合います。
日常生活で接点のある相手に限られる為、物足りなさを感じたり繋がりに限度がありますが、結婚相談所では普段出会えない方とも出会う機会が増えます。
②交際への進み方
恋愛結婚の場合、多くは結婚を意識せずに交際がスタートされる為、長年交際してもお付き合いのみで結婚に至らないこともあります。
お見合いの場合、気が合えば仮交際に進み複数人とデートして、その中から結婚相手として良いと思った方に絞り真剣交際に進みます。
③結婚までの期間
お見合いは結婚が前提として出会っているため、恋愛結婚より交際から結婚までの期間が短いことが特徴です。株式会社リクルートのゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、恋愛の場合には付き合ってから結婚までの期間は平均で3年半、一方で IBJでの入会から退会までの期間は平均1年未満となっています。
ウェディングプランナーをしていて、お見合いの方は出会ってから早くて半年や1年、アプリは1年から3年、恋愛の場合には2年〜学生時代から10年で入籍という方もいらしたのでこのデータは納得です。
★お見合い結婚のメリット★
①短期間で結婚できる
②家族から結婚の理解を得やすい
③恋愛結婚より離婚率が低い
①短期間で結婚できる
元々、結婚が目的なので気が合えば短期間で結婚ができます。
②家族からの理解を得やすい
自分だけでなく、お相手も結婚の意思がある為、また家族構成や年収など結婚にとって必要なデータを確認した後に出会っている為、家族からの理解を得やすいです。
恋愛結婚でプロポーズの後にお相手の年収を知り、親御様の理解を得られずに諦めたという話を聞いたことがあります。最低限譲れない条件を出会う前に確認できる為のは大きなメリットですね。
③恋愛結婚より離婚率が低い
3組に1組は離婚すると言われる中、お見合い結婚の離婚率は10組に1組と低い傾向にあるそうです。
結婚を前提としてお相手の中身を知り、選ぶことができるので、結婚後の価値観の違いが少ないので離婚率が低いと思われます。
★まとめ★
かつてのお見合いは、「家と家との結びつき」と考えられていたため、恋愛はできないという側面もありました。
しかし、現代のお見合いでは、自分の意志でお相手探しや結婚の決断ができるため、恋愛結婚と大きな違いはありません。
出会い方や、交際への進み方の違いはあれど、お互いに良いと思った人を好きになって恋愛して、結婚できることがほとんどです。
結婚相談所での婚活は、短期間で効率よく結婚したい方や、カウンセラーと相談しながら活動を進めたい方、恋愛と結婚に合う相手は違うと思う方にオススメです。